フライトホールディングスは、電子モバイル決算端末で大きく躍進した注目銘柄である。
マイクロニクスは量子電池が注目を集めているが、実際の商品化までの道のりが不透明という懸念材料があるが、こちらは既に完成しており、先日HP(ヒューレッドパッカード)との提携IRが出されたばかりだ。
このスーパーIRは、本来ストップ高になってもおかしくないほどのインパクトのはずだったが、ニューヨーク株の暴落や新興国不安による大暴落時の発表となり、思ったほど上がらなかった。

現在では、2,200円~2,300円のヨコヨコ状態となっているが、本来のフライトの株価は、計算上では7,000円を超える。
同社の持つ決済端末は、コンビニやホテル、空港、タクシーなど、幅広い分野で使用される可能性が高い。

もしそうなれば、近い将来、現在の株価を見て羨ましく思う投資家たちが続出してもおかしくはない。
それだけのポテンシャルを持った銘柄なのだ。
 
しかし、フライトホールも度々、機関の空売り攻撃の対象となっており、マイクロニクス同様、大暴落の危険を抱える銘柄でもある。
2014年1月31日、同社決算の日である。
この決済発表で、かねてより噂のあったHPとの提携スーパーIRが囁かれていたのだが、その前日、大株主がファンド会社に大量の株を貸し付ける出来事があった。
当然、大量の空売りが予想され、ダウ下落とあわせてスーパーIRの出鼻をくじいた格好となったのである。

フライトホールが大爆発を起こすとしたら、このスーパーIRが決めてとなるはずだったが、投資家の思惑通りとはいかなかった。
本来、大暴騰のキッカケとなるはずの大材料が、逆に不安感を植え付けてしまったのである。
これは機関側の勝利といって良いのだろうが、長期的には必ず注目を集める銘柄になると思っている。